藤沢を拠点に活動し、今年発足35年目を迎える「湘南男声合唱団」(斎藤光昭会長=人物風土記で紹介)が4月6日(土)、12年ぶりとなる単独公演を開く。4年前は新型コロナ禍で中止となり、指揮者の急逝も重なった。久しぶりのステージを前に、団員らの練習にも熱がこもっている。

「ここからラルゴ。たっぷりとした歌い方で」。指揮者の白井智朗(ちあき)さんが手を動かすと、室内に透明感のあるハーモニーが響き渡った。

同合唱団は1989年に善行公民館が主催したコーラス講座の参加者らが設立。指揮者には元県合唱連盟理事長の伊集院俊光さんを迎えた。

93年の第1回を皮切りに数年に1度演奏会を開き、同館ファミリーコンサートや市の合唱祭などに出演。20年に伊集院さんが急逝し、今回は新たに白井さんを迎えての初の演奏会となる。

演奏曲はミサ曲「永遠のキリストの恵み」、合唱曲「薔薇の散策」ほか。開場はFプレイスで午後2時開演(開場1時30分)。入場無料。問い合わせは斎藤さん【電話】0466・84・2080。