八王子市が3月27日、市内の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。市役所北側の浅川沿いに植栽されている標本木に5輪以上の花が開いた状態を確認すると、市が独自に発表しているもの。昨年より11日遅い開花となった。

この2日後の29日には気象庁も靖国神社(千代田区)にある標本木を基準に、東京の桜の開花を発表。昨年より15日、平年より5日遅かった。開花時期までに気温の低い日が続いたことが原因と見られる。

開花発表から初の週末となった30日、浅川沿いの標本木には桜を写真に収めようと、道ゆく人がカメラやスマートフォンを向けていた。

市内には陵南公園近くの南浅川沿いや大和田町の浅川大橋付近の桜並木、滝山城跡など多くの桜の名所がある。高尾駅南口の高尾名店街と高架線路の間にある桜並木でも、開花に合わせて29日から夜間のライトアップが始まった。期間は葉桜になるまで。