地魚の消費拡大などに取り組む「小田原地魚大作戦協議会」(田川修三会長)が3月25日、能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市(すずし)と輪島市の避難所に「小田原あんこうカレー」を送った。

小田原市と能登は、海産物を活用したまちづくりの取り組みなどで繋がりがある。現地と連絡を取り合う中で、「明日の食事もままならない避難所がある」との声を聞き、同協議会が開発に携わったレトルト食品の小田原あんこうカレーを準備。避難所になっている珠洲市の小学校等3カ所に320個、輪島市門前地区の避難所に200個を宅配便で送った。

珠洲市の飲食店経営者は、「珠洲市はほとんど水が出ていませんが、自衛隊の炊き出しも部隊はいなくなりました」と食事が困難な状況を訴えているという。田川会長は「現地の大変な状況を知っていただき、支援につながっていけば」と思いを話した。