川崎競輪場をホームバンクにする對馬太陽選手と福田知也選手が4月17日、児童養護施設すまいる(川崎区浜町)を訪れ、入所する子どもたちに本を寄贈した。

両選手が所属する(一社)日本競輪選手会神奈川支部川崎地区選手会は昨年12月、市内4カ所の児童養護施設(新日本学園、川崎愛児園、白山愛児園、すまいる)に入所する児童たちの本の購入に役立ててもらおうと、現金30万円を寄付。對馬選手は支部長、福田選手は地区長を務める。

本は施設側が入所する子どもたちの希望を聞きながら注文。寄贈式は本が届いたことにあわせて行われた。對馬選手は「本を楽しんでもらえたら」とあいさつ。福田選手は「これを機に競輪という競技にも興味を持ってもらえれば」と語った。

両選手から本を受け取った一人は「『かがみの孤城』が気になっていた作品なので届いて嬉しい」と笑顔を見せた。

寄贈を終え、對馬選手は「子どものために寄付をしたいと考えていだたようやく実現できた。コミック本は一部しか購入されていなかったので、全巻揃えられるよう、これからも継続して取り組みたい」と語った。