双葉の西善寺で4月8日、花まつりが行われ地元小中学生や近隣住民ら約600人が訪れた。

花まつりは、4月8日の釈迦の誕生日を祝う行事。釈迦がインドの花園で生まれ、竜王が祝福に甘露の雨を降らせたという故事に習い、花で飾られたお堂に立つ釈迦像に甘茶をかけて参拝する習わしがある。同寺でも毎年実施しており、参拝後に甘茶とお菓子を配布している。

参拝に訪れた地域住民らは「毎年楽しみに来ている」や「甘茶が美味しかった」と笑顔で話し、和やかな時間を過ごしていた。

同寺の澤井文憲住職は「用意していたお菓子を全部持っていっていただけるくらい地域の皆様が来てくれた。長年続けてきたことで、『子どもの頃にも来ていた』という大人の方もいる。来年以降も天気に関係なく実施します」と話した。