江ノ島電鉄(株)は4月24日、鎌倉女子大学との産学連携企画「えのでん・えほんプロジェクト」を極楽寺駅旧駅舎でスタートさせた。

プロジェクトは、江ノ電沿線住民や利用者の子育て支援を目的に、今年4月に始動。保育士資格取得を目指す鎌倉女子大児童学部の学生が中心となり、極楽寺駅の旧駅舎スペースで、「絵本の読み聞かせ会」を定期的に実施していく。

24日の初回には、親子3組が参加。大学4年生の本村祐佳さん、上田桃華さん、金田くるみさんの3人が、絵本『くらべてみてね』『だるまさんが』『はらぺこあおむし』の朗読に挑戦した。

友人同士で参加した極楽寺在住の女性は「子どもも泣かずに聞きた」と喜び、学生たちは「赤ちゃんを持つ親子と交流するのは貴重な機会」と話した。井口貴之駅長は、「もともと切符を発売していた場所を有効活用できている。読み聞かせが上手」と学生たちを称えた。次回は5月29日(水)午前10時30分から予定。予約制。詳細は、江ノ電ホームページで。