南区内で自転車の盗難が急増している。

相模原南警察署によると4月20日時点の区内で発生した自転車盗難件数は132件。前年同日比より41件増加し、1・5倍となる。

こうした状況に同署生活安全課署員は「コロナが収束し外出する人が増えていることが関係している」と推測する。

発生場所はスーパーや商業施設の駐輪場のほか、「意外にも」自宅敷地内が多いという。「無施錠で盗難される自転車が多い。自宅やマンション敷地内の駐輪場だからといって鍵をかけていない自転車が狙われやすい」という。またリング型の馬蹄錠は壊しやすく「必ず二重ロックをしてほしい」と注意を呼び掛けている。

一方で転売を目的とした高価なスポーツバイクの盗難も多いという。同課署員は「施錠した状態で持っていかれるケースもある。チェーンで駐輪場ラックに固定するなど対策を」と話す。