全国の都道府県及び市町村の広報紙、ウェブサイト、広報写真などを対象にした公益社団法人日本広報協会主催「令和6年全国広報コンクール」の審査結果が5月2日に発表され、大磯町が広報写真の組み写真部で入選した。

入選したのは、神奈川県広報コンクールでも最優秀賞を獲得している「広報おおいそ2023年9月号」。創立150周年を迎えた大磯小学校と国府小学校を祝うコンセプトで、各校それぞれの教室で撮影した写真を組み合わせ、まるで1枚写真のように仕上げた。表紙と裏表紙に大きく配置するレイアウトを初めて取り入れ、表紙のみを切り離して、保存できるようになっている。

主催者は講評で「見開きにするときれいに黒板がつながっているように見える。同じ場所の黒板かと勘違いしてしまうほど、合成が自然で、アイデアが輝く作品となっている。黒板のフォントデザインなどを合わせていたり、構図などもきれいに揃えていたりしている」とコメント。

大磯小学校、国府小学校の創立150周年を盛り上げたいと表紙レイアウトを考案した広報担当の原田竜一さんは、事前に学校に足を運び黒板の大きさや高さを測るなど準備。「予算に限りがある中、一人でも多くの町民の方に手に取ってもらいたいと工夫した。アイデアを評価してもらえてうれしい」と入選を喜んだ。

大磯町の池田東一郎町長は「全国で入選という結果となり、素晴らしい。大磯の小学校のわくわく感を伝える素敵な写真。職員の努力に感謝します」と話していた。