県央地域の中学軟式野球部による「令和6年度春季県央ブロック大会」の決勝戦が5月4日に海老名運動公園野球場で行われ、南林間中学校(中島滉顧問)が愛川東・愛川中学校(合同)を5対1で破り、2年連続で優勝を飾った。同大会に出場した大和中学校と光丘中学校もベスト4に入賞し、大和市勢が健闘した。

今大会には県央地域の中学校30チーム(一部合同チーム)が出場し、県大会出場をかけてトーナメント戦が行われた。

南林間は昨秋の優勝校のため、第1シードで2回戦から出場。初戦を12対0のコールド勝ちで発進すると、続く準々決勝でも6対0と快勝した。準決勝では大和と対戦。4回までに3点を先制するも、大和も5回に2点を返し接戦となったが、3対2で南林間が制して決勝戦へ駒を進めた。

決勝の愛川東・愛川戦では、2回に相手チームのミスやタイムリーヒットで5点を先制。守備では投手を中心に手堅く守り、6回に1点を許すもその後は守り切り、5対1で優勝を果たした。

中島顧問は「プレッシャーに打ち勝ち、最後まで戦い続けることができたのは選手たちの頑張り」と、選手を称えた。

光丘は準決勝で愛川東・愛川と対戦。7回終了時点で0対0の投手戦となり、タイブレークに突入した。試合は10回まで続く接戦となったが、相手チームの打線につかまり0対2で惜敗した。

県大会が25日開幕

優勝した南林間は5月25日(土)から開幕する「第51回神奈川県中学校春季軟式野球大会」に出場する。南林間は昨年も同大会に出場し、準優勝の成績をおさめている。

同部の犀川拓主将(3年)は「昨年春の県準優勝を超えられるように、チーム一丸となって頑張りたい」と意気込んだ。

南林間の初戦の相手は県西代表の小田原市立千代中学校。開幕当日に海老名運動公園野球場で行われる。