水原一平の重大な犯罪が、アメリカでも注目され続けている。スポーツ界のスーパースターが、いつも隣にいた信頼する人物から大金を盗まれていたというのだから、当然だろう。

現地時間14日に再び裁判所に出廷した水原被告は、「無実」を訴えたが、これはあくまで先のステップに進めるための形式上のものであり、彼はすでに司法取引に応じることに合意している。次に彼が出廷するのは、6月14日。

そんな中、アメリカでは、これまで「アソシエイト1」と表記されていた水原被告の送金先に指定された人物が、リアリティ番組「The Real Housewives of Orange County」に出演するライアン・ボヤジアン(47)だったと判明したことも、話題になっている。

送金先の男は堂々とテレビに出演していた

スポーツ界での出来事だと思っていたのに、まさかこんなところにつながるとは、誰も予想していなかったからだ。たしかに、水原被告はオレンジ郡ニューポート・ビーチ在住で(大谷選手もエンゼルズ時代、この街に住んでいた)、この番組はオレンジ郡に住む裕福な人たちを描くもの。つまり、広い意味でのご近所さんではあった。

彼らがどこでどう知り合ったのかはまだ謎ながら、水原被告が送った金は、カジノに設立した口座に移動され、ライアン・ボヤジアンと胴元マシュー・ボウヤーがギャンブルに使っていたようである。

ライアン・ボヤジアン 送金先の男であるライアン・ボヤジアンと恋人(左)のジェニファー・ペドランティ(画像:ジェニファー・ペドランティのインスタグラムより)