奈良で関西本線高架化・新駅・道路の計画が進行中。

線路を仮線に切り替え

 JR西日本は2024年2月21日、関西本線(大和路線)の線路切り替えに伴い、4月13日(土)の夜に加茂〜王寺間で運転を取り止めると発表しました。

 4月13日の20時45分頃から終電まで、奈良〜王寺間で上下合わせて22本の列車が運休します。最終は、奈良方面が天王寺20時17分発の大和路快速・加茂行き、王寺方面が奈良20時30分発の区間快速・天王寺行きです。

 さらに13日24時頃からは加茂まで範囲を拡大し、3本が運休する計画です。

 当日は近鉄による振り替え輸送や、バスなどの代行輸送が実施されます。

 奈良市内では、京奈和道の建設に合わせて、都市計画道路「西九条佐保線」などの道路整備や、交通渋滞・踏切事故・地域分断の解消を目的に関西本線(大森町〜八条四丁目、延長1880m)の高架化事業が進行中です。

 関西本線の高架橋を現在の線路の上に造るため、今回は、並行する仮線に線路を一旦切り替えます。

 県によると仮線への切り換え工事期間は、3月12日(金)夜から14日(日)早朝までです。14日の始発列車から走る線路が仮線に移るとともに、区間内にある大安寺踏切と中八条踏切の位置も変わります。

 関西本線の高架化区間の近くを通ることになる京奈和道は、京都・奈良・和歌山を結ぶ延長約120kmの高規格幹線道路です。このうち奈良北IC(仮称、京奈道路)から郡山下ツ道JCT(西名阪道)までの12.4kmで事業が進んでいます。

 大安寺近くの八条地区には、関西本線の新駅とともに京奈和道の奈良IC(仮称)が設置される計画です。