どこにつながるでしょーか!?

駅前空間ゼロの下高井戸が変わる

 東京都世田谷区で新たな道路建設事業がスタートします。2024年3月7日、東京都が「補助128号線(松原3丁目)」の事業について認可しました。

 事業認可区間は、京王線の下高井戸駅から甲州街道(国道20号)に通じる170mで、幅員は20〜23mとされています。下高井戸駅は東急世田谷線も乗り入れてはいるものの、沿線にビッシリ商店や住宅が立ち並び、クルマが満足にすれ違える幅の道路すら皆無という状況です。20m以上の幅で甲州街道に道が開ける意義は大きいでしょう。

 現在、京王線は高架化工事の真っ最中で、下高井戸駅も高架化されます。今回認可された区間は、下高井戸駅の端を越えて線路の南側までとなっています。

 なお、この補助128号線は都市計画上、東急田園都市線の桜新町駅付近から北へ、小田急線(豪徳寺ー経堂間)、京王線(下高井戸)、京王井の頭線(永福町)、JR中央線(高円寺ー阿佐ヶ谷間)を越えて杉並区内の早稲田通りまでを南北に結ぶ路線です。2021年には世田谷区内の桜木中学校下をくぐる桜木トンネルを含む約400mが開通済みで、その北側でも事業が進んでいますが、住宅街を貫通する箇所も多く、一部のみの事業化に留まっています。