小さな名物道路になりそうな。

山を貫く和歌山の市道

 和歌山市が整備を進めてきた市道「坂田磯の浦線」が、2024年3月25日(月)に開通します。

 市西部の「磯の浦海水浴場」に、山の上の県道7号粉河加太線から直結する約1kmの道路です。途中で南海加太線を跨線橋で越えます。海側では、拡幅された市道「西脇82号線」180mも同時開通となります。

 磯の浦海水浴場は、大阪から最も近いサーフスポットのひとつとしても知られています。南海加太線の磯ノ浦駅に至近で、鉄道のアクセスは良いものの、周辺道路は狭く、ビーチはその行き止まりに位置していました。

 新しい道路はビーチ側から県道へ通じており、行き止まりを解消するとともに緊急車両の通行確保や、既存生活道路の混雑解消も期待されています。坂田磯の浦線の事業化は1983(昭和58)年度と古く、40年を経ての開通となります。