目指すは米づくりの「沢村賞」元プロ野球選手・川口和久さんUターン2年目の挑戦(鳥取・鳥取市)
2年目の米づくりが、5月16日、本格的に始まりました。
川口和久さん:
「難しいのよ。まっすぐ行くのが。緊張してるよ。野球より。ははは」
2023年もやや脱線気味!?田植え機に乗り込んだ元プロ野球選手・川口和久さん。ふるさと・鳥取市にUターンしての米づくり、2年目のシーズンが始まりました。
川口和久さん:
「野球界もあるんだよ。”2年目のジンクス”ってのがね。ははは」
強い日差しが降り注ぐ中、田んぼに苗を植えていきます。
妻・淳子さん:
「去年はカーブみたい。今年は堂々としてましたから、安心感がありました」
川口和久さん:
「今年は去年よりいい。去年は(苗)曲がりっぱなしだったね。大谷翔平のスライダーよりすごかったよ」
川口さんが育てるのは、県の新しいブランド米「星空舞」。
2022年は約900キロを収穫、巨人の原監督などプロ野球関係者にも贈りました。
原監督からのLINE:
「鳥取の生活はいかがでしょうか?お互い元気で頑張りましょう!」
川口和久さんのLINE:
「星空舞できましたら食べてください」
川口和久さん:
「野球でいえば15勝はいかなかったけど、11勝くらいはいけたんじゃないかな?」
1年目としてはまずますの手応えを感じた米づくり。2年目の今年は。
川口和久さん:
「田んぼを増やして、全部で5反(50アール)くらいあるかな。鳥取の子どもたちにも食べてもらいたいし」
近くの田んぼをさらに借り受け、栽培面積は2倍に。収穫した米を流通用に出荷できるJAの基準を満たし、一般の人にも届けられるようになります。
川口和久さん:
「野球界に18年生きてきて一度も『沢村賞』が取れなかったので、この米づくりで『沢村賞』取りたいと思います」
先発ピッチャーに贈られる沢村賞になぞらえ、最高の米をめざすと「完投」宣言です。
川口さんは、2023年は、前年の倍以上の2.5トンの収穫を見込んでいます。