児童に暴言を吐いたとして懲戒処分を受けた元鳥取市立小学校教諭の20代の女性が
処分の取り消しを求めた裁判で、女性の訴えが認められたことに対して県教委は24日、控訴しない事を明らかにしました。

鳥取県教委
「判決文を総合的に判断して控訴しないというところで…」

懲戒処分が取り消されたのは、鳥取市立小学校の教諭だった20代の女性です。この女性は、教諭だった2021年5月、授業中に児童に対して「調子に乗ったらぶっ殺す」などと暴言を吐いたとして、県教委から停職1か月の懲戒処分を受けました。
これに対し女性は、処分の取り消しを求め提訴し、鳥取地裁は3月8日の判決で「ぶっ殺す」などの発言が事実認定できないなどとして訴えを認め、県に処分の取り消しを命じました。
県教委は控訴しない理由について、女性は既に退職しており、停職を取り消した後、減給などの新たな処分を行うことができないためなどとしています。