ローイングでパリオリンピック、パラリンピックの代表に内定した鳥取県ゆかりの2人の選手の壮行会が米子市で開かれ、夏の大舞台に向けて意気込みを語りました。

5月3日、米子市の中海に面した鳥取県立米子艇庫で、平井知事や関係者にパリオリンピック、パラリンピック出場の報告をしたのは、ローイング、旧ボート競技の南部町出身・古田直輝選手と、米子市在住・森卓也選手です。

古田選手は4月21日、韓国で開かれたローイングのアジア・オセアニア予選で宮浦真之選手とのペアで出場した男子軽量級ダブルスカルで優勝し、出場権を獲得しました。

森選手は同じ大会で運動機能障害の男子シングルスカルに出場し、順位は2位でしたが、優勝者の失格により繰り上がりでパリへの切符を手にしました。

森選手は現在もここ米子艇庫が練習の拠点。
古田選手にとっても高校まで汗を流した思い出の場所です。

鳥取県・平井知事:
「2人を支えたのがきょうは穏やかなこの錦海の地です。パリにも金塊があります。金メダルでございまして、この『錦海』から『金塊』を目指そうと。我々、本気で応援しますので頑張っていただきたい」

古田直輝選手:
「パリオリンピック精一杯頑張って参ります。今度テレビに映るときは良い成績報告ができればと思います。金メダル目指して頑張ります」

森卓也選手:
「パリで戦う相手はみんな20代30代の選手です。本番の時は50歳になるが、50歳でもやれるところを見せたい」

2人は共に3年前の東京大会出場が叶わず、今回、悲願のオリンピック・パラリンピック出場。
夢の大舞台で世界の強豪を相手に活躍を誓いました。

古田直輝選手:
「鳥取の代表として日本の代表として頑張りましょう」

森卓也選手:
「しっかりやりましょう」