富山県氷見市では5月から、能登半島地震で被災した建物の、公費による解体が本格化します。それを前に、受け入れを停止していた災害ごみの受け入れを30日から再開しました。

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記者:「きょうから再開した氷見市の災害ごみ置き場。4か月経とうとしていますが、初日でこれだけの木材が積まれています」

受け入れを再開した氷見市鞍川の災害ごみの仮置き場には、午前中から多くの住民が自費解体で出た木材や使えなくなった家具を運びこんでいました。

ごみを運びに来た住民:「まだたくさんありますよ。まだ1階の方がちょっと片付いただけで、2階の方はこれからです。あと20回ぐらい(来ないといけない)なかなか進みません」

ごみを運びに来た住民:「家の中の物を持ってきていいっていう申請いただいたんで、きょう初めて持ってきたんですけど。助かりますね。捨てる場所がなかなかないので」

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氷見市では3月20日まで仮置き場を設置していましたが、住宅の解体が進むと受け入れきれないとして一時、仮置き場を閉鎖。5月から本格的に始まる公費での解体を前に受け入れ場所の面積を拡張し準備を進めてきました。

一方で、これまでに災害ごみ以外の持ち込みが目立ったことから今回は半壊以上の人を対象に事前に搬入許可書を配布したほか半壊未満や、「り災証明書」を持っていない人には被災状況が分かる写真の提示を求めています。

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氷見市の災害ごみの受け入れは、基本的に平日のみの、午前9時〜11時、午後1時〜3時までとなっていて、大型連休中の5月5日と6日も例外的に受け付けます。