月山夏スキーはじまる！　半そでで爽快シュプール！　観光客でにぎわう（山形）

全国的にも珍しい、夏までスキーが楽しめる山形県西川町の月山スキー場が12日オープンし、春の雪を楽しむ観光客でにぎわいました。

雄大な山々が青空に映える西川町の月山。月山スキー場は、その積雪の多さから冬の期間は閉鎖されていて、春先から夏まで楽しめる全国でも珍しいスキー場です。

閉鎖されていたスキー場につながる県道も11日開通し本格的なスキーシーズンの到来です！けさは安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中に事故がないよう祈りました。

矢野秀樹アナウンサー「暖冬の影響で雪の量が心配されたが、雄大な風景が広がっている。きょうからは夏スキー解禁で大勢のスキーヤーが早速楽しんでいる」

12日の積雪はおよそ8メートル。例年より2メートルほど少ないものの雪質は良好のようです。

茨城から「全然寒くない。暑いくらいです。景色が最高。涙が出そう」　

午前11時ごろの月山スキー場の気温は12度。日差しが強く汗ばむ陽気となりました。

茨城から「姥ヶ岳山頂までとりあえず（行く）。誰も滑っていないところを探してうまいこと滑れたらと思う」

大学生（沖縄出身）「きょうは晴れて、きれいで最高です」

こちらは、県内の大学4年生の2人。

コロナ禍で出来なかったことを残り1年でやり切ろうと、初めての月山スキーに挑戦です。

大学生は（愛知出身）「（スキーは）山形に来て初めてやった。終わるまで滑ろうかな」

福島から「（月山スキーの魅力は）大斜面を滑れるところ。温泉とそばとかラーメンも（楽しみ）」

町の観光課によりますと、去年西川町を訪れた観光客はおよそ65万人。そのうちの10万人ほどが月山スキー場を目的にやってきているそう。

町の地域おこし協力隊「本当にうれしいばっかり。色んな方と出会えるので良い。さびしかった期間が長く感じたので、こんなに沢山の方が来てくれてうれしい」

月山朝日観光協会　志田靖彦　会長「例年に比べると雪が少ないがこれだけの雪があるので十分スキーは大丈夫。一流のスキーヤーの滑りが見られるのも月山スキーの魅力の一つです」

月山スキー場での夏スキーは、7月中旬まで楽しめそうだということです。