鉄塔を軽々と昇っていく、ヘルメット姿の作業員。頂上は地上20メートルです。日進市にある中部電力の研修センターで13日、送電設備の点検技術などを競う催しが行われ、作業員が腕を競い合いました。

競技は「故障の解析」や「動作試験」など8種目。鉄塔の点検を行う種目では、「ボルトの緩み」や「部品の欠損」を制限時間内に見つけます。強い風が吹き付ける中、作業員は先端に鏡をつけた専用の器具を使うなどして、鉄塔の状態を調べていました。

また、今回からドローンの操縦技術を競う種目も新たに設けられました。自然災害が起きた際、被害状況の把握にドローンを活用する機会が多くなる可能性があり、中部電力パワーグリッドとしても、ドローンを操縦できる人材の育成を目指しているということです。