河口湖の水位が大幅に低下し、普段は船でしか行けない六角堂が、今は陸続きになっているといいます。観光業・漁業などにも影響が出てきています。

■観光名所 浮島と湖の島が陸続きに

 4月23日、7時時点の河口湖の水位は、基準の水位より2.96メートル下回っています。 2023年10月以降、水位が低下しているそうです。

河口湖 水位低下

 水位低下の原因は何なのでしょうか?

 山梨県によると、2023年秋以降の少雨が原因と思われるといいます。2023年9〜11月の総降水量は300ミリで、平年の約53%にとどまっています。

 元気象庁予報官の饒村さんによると、「東日本の太平洋側では、去年の秋に秋雨前線の活動が弱く、エルニーニョの発生により、台風の影響も少なかったため、降水量が少なかった」ということです。

水位低下の原因は?

 今後、どんな影響があるのでしょうか?

 漁業では、定置網の設置場所が減少すること、エサの取り合いが起き、魚の成長に影響が出ることが考えられます。

漁業に影響

 米農家への影響としては、田んぼへ水をひくポンプが給水できなくなり、対策として、3日前に改善工事を実施。費用は30〜40万円かかったそうです。

米農家に打撃

 さらに、9月に開催するボートの大会『河口湖レガッタ』が水位の低下でコースの長さが確保できないと、中止の可能性があるといいます。

ボート大会中止の可能性も

(「羽鳥慎一モーニングショー」2024年4月23日放送分より)