漫画家の倉田真由美さん(52)が7日、X(旧ツイッター)を更新。すい臓がんを公表し、今年2月に死去した夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんの“診断結果”について思いをつづった。
倉田さんは昨年10月のXで、叶井さんの病気が見つかるまでの経緯を「1軒目での診断は『胃炎』。『がん? いやもしがんなら末期で死にかけの色ですよ』と言われて帰されました。2軒目では胆石、肝炎を疑われましたが検査結果で違うとなり、『うちでは分からない』と他院を紹介されました。そして紹介された3軒目でやっと4センチを超える大きさのすい臓がんが発覚します」と明かしていた。
今回の投稿で倉田さんは、「黄疸(おうだん)が出てすい臓がんが判明した夫だが、分かったのは3軒目。その時点で4センチを超える大きさ、細胞診のグレードは5段階で最悪。しかし1軒目の病院では『胃炎』という誤診をされている。(2軒目は『うちでは分からない』と紹介状をもらった)」と改めて経緯を説明。続けて、「1軒目の病院で誤診をした医師は、自分が命に関わる誤診をしたことを知らないままだ。そしてこんなことは珍しくもなく、多くの人が経験している」と記し、「医療には大きな問題が山積みのまま、改善されていかない」と危機感を訴えた。
また、その後のポストで、「夫はがんの標準治療はしていないが、胆管を通すステント手術はした。そのおかげで黄疸はすぐに解消した。1軒目では黄疸すら見過ごされたため(こちらが黄疸では?と聞いたのに黄疸ではないと言われた)、1軒目だけを信じていたら、胆管が詰まったまま胆管炎等でずっと早く死んでいたかもしれない」と振り返った。