北朝鮮による拉致被害者の早期帰国への協力を求めるため、被害者家族会らがアメリカへ向かいました。

横田拓也さん
「私たちの家族や兄弟が帰って来られていない事実は昨年から何も変わっていない。苦しい時間だけが続いていることは変わってない」

 拉致被害者・横田めぐみさんの弟で家族会代表の横田拓也さんと事務局長の飯塚耕一郎さんら訪米団は29日朝、羽田空港からワシントンに向けて出発しました。

 現地で政府や議会の要人らと面会し、停滞する拉致問題の解決に向けて協力を要請します。

 家族会は日本政府に対しても「拉致被害者の親世代が存命のうちに全被害者が一括帰国できるように」と、北朝鮮との交渉を求めていく方針です。