ゴールデンウィーク最終日。にぎわっているのは、観光地だけではありませんでした。

名古屋駅直結のデパート。オープンと同時に続々と人がやってきていますが、皆さん、買い物に来たわけではありません。持ち込んだブランド品を、複数の業者が、買い取り査定してくれるイベントです。

円安で、海外ブランド品の販売価格が上がるなか、中古品の買い取り価格もつられて上昇。物によっては、2割もアップしているといいます。
買取業者 岡崎屋本店・吉田幸司社長:「いま、売りごろっていうのはおかしいですけど、いい塩梅になってきている」

円安を追い風に、期間中、去年よりも300人ほど多い来場者がありました。
名古屋市在住(40代):「すごい、予想以上でした。72000円。これは売りたいです。いま円安で1ドル150円なので、結構、高値の買い取り価格になるかなと思って来ました。ぜいたくな旅行とか、おいしいものを食べに行けたらいいなと」

歴史的な円安の今年のゴールデンウィーク。特に海外で過ごした人たちにとっては、大変だったようです。
ヒューストンから帰国(20代):「航空券はマイルを使って。ホテルが高いので、友だちの家に泊まることにした」
オランダから帰国の親子:「めちゃめちゃ高かったです。ジュースがペットボトル1本600円。ちょこっとランチを食べると1人5000円〜6000円」
ハワイから帰国(20代):「お水は日本で持ち込み上限まで買って、スーツケースに入れて持ち込みました。(Q.お土産は)買いました。パンケーキの(材料)とホノルルクッキー。12ドルと11ドルなので3000円くらい」

アメリカから帰国した夫婦も、お土産の購入は最小限に留めました。
デトロイトから帰国:「チョコレートぐらいは買った。これが20ドル。3500円ぐらい。高いでしょ」

海外旅行がしづらいなかで、多くの人が訪れていたのが“近場”です。
そごう横浜店で行われた北海道物産展。このイベントはいつも混雑していますが、去年のゴールデンウィークと比べても2割ほど客足が増えたそうです。
横浜市の人:「今回は、円安もあって、国内で海外に行かず過ごした」
横浜市の人:「北海道はなかなか行けないけど、車で10分〜15分で来られるので。(Q.北海道に行った気分になれた)逆に行きたくなりました」

ゴールデンウィークが終わって、7日から新しい取り組みを始める場所があります。
静岡市にあるデパート。エスカレーターを上がっていくとあるのは、水族館です。約150種類、2500匹の魚たちを見ることができます。

スマートアクアリウム静岡・真野光晃館長:「連休中は、それなりに客は入っているが、平日は、どうしてもガクンと落ちるのが例年の流れ。どうしても仕事や、お子さんたち学校があるので」

そこで、平日も少しでも多くの人に来てもらうおうと、客自身で平日の入館料を決めてもらう取り組みを始めます。2月・3月にも試したところ、前年に比べて入館者が約5倍に、売り上げも2.5倍に伸びた実績があります。
スマートアクアリウム静岡・真野光晃館長:「しっかりと評価していただいて、我々もそれに応えられるように、展示を充実させて、少しでも支払いいただける展示にしていければ」