クジラに続き、イルカの化石も新種だと判明しました。

 新属・新種だと判明したのは群馬県立自然史博物館で研究されていたイルカの化石。世界最古の「ヨウスコウカワイルカ科」の頭の一部で、1999年に群馬県安中市の約1100万年前の地層から発見されたということです。

 ヨウスコウカワイルカ科の化石がアジアで発見されたのは初めてのことで、学名を「エオリポテス・ジャポニクス」と名付けられました。

 この博物館では、先月に常設展示されていたクジラの化石が実は新種だったと判明したばかりです。

群馬県立自然史博物館 木村敏之生物研究係長
「年代的にも一番古いですから、ヨウスコウカワイルカ科の起源ですよね。起源もひょっとしたらアジア起源だったかもしれない。今までのストーリーとはちょっと違う、ヨウスコウカワイルカ科の進化のストーリーがこれは示唆しているんじゃないか」