19日は北日本と九州北部で30℃以上の真夏日になった一方、西日本や東日本で天気は下り坂となりました。東京では初夏の風物詩、浅草の三社祭がクライマックスを迎えました。

■初夏の風物詩 「三社祭」最高潮に

 午前6時半、祭りの熱気は最高潮に達します。浅草神社の境内に揺れる3基の神輿。東京の初夏の風物詩、「三社祭」最大の見せ場「宮出し」です。3基の神輿は、神社を出発し、浅草の町を練り歩きます。

 東京の最高気温は、18日より5℃ほど下がりましたが蒸し蒸しとした暑さです。

 神輿の担ぎ手は水分を取りながら、下町を盛り上げます。

 この後「宮入り」が行われ、三社祭はクライマックスを迎えます。

■ランナー「暑くて体力奪われた」

 19日は、九州や北日本で気温が上昇し、福岡県久留米市などで真夏日になりました。

 福島市で開かれたハーフマラソンは、午後の暑さを見越して、気温が20℃前後の午前8時半ごろスタート。

 それでも、各地から参加したランナーは…。

1位の女性(愛知から)
「やっぱり暑くて体力奪われました。普通に立っているのと運動して体動かしているのは違うので感じ方が」

男性(千葉から)
「結構細かく2、3キロずつぐらいに給水があったので、その度に飲んだりかぶったりを繰り返して、給水の多さは非常に助かりました」

 季節外れの暑さが続く今年は、去年より給水所を増設。水の量も2.5倍にするなど熱中症対策を強化しました。

 一方、暑くても元気いっぱいだったのが山梨の子どもたち。頭には、可愛らしい兜(かぶと)。手には、スポンジの槍や刀を携え、いざ出陣。

 赤い兜の武田軍と、青い兜の上杉軍に分かれて、「川中島の戦い」を再現しました。相手の背中の旗を全部落とせば勝負ありです。

 1回戦は、青の上杉軍が勝利しました。

 熱い戦いは京都でも…。田んぼを舞台にしたラグビーです。水しぶきを上げて、パスをつなぎ…泥だらけになってトライ。試合となれば、相手が女性でも手は抜けません。

 過去に2年連続で水害に見舞われた福知山市を、元気付ける目的で9年前に始まりました。

 この後、天気は下り坂。20日にかけて、関東を中心に雨が降る見通しです。