今年のゴールデンウィーク中の山岳遭難が過去最多の180件に上ったことが警察庁のまとめで分かりました。警察庁は本格的な登山シーズンを控えて注意を呼び掛けています。

 警察庁によりますと、先月27日から今月6日までのゴールデンウィーク期間中に発生した山岳遭難の件数は180件で、統計を取り始めた1994年以降で過去最多となりました。

 遭難人数は192人で、そのうち12人が死亡し、92人がけがをして、3人が行方不明となっています。

 最も遭難者が多かったのは、ほぼ全域が神奈川県に位置する丹沢山塊の9人でした。

 警察庁はこれから本格的な登山シーズンを迎えるにあたり、登山計画や装備を入念に準備するように呼び掛けています。