台風並みの暴風で首都圏が大荒れとなるなか、富士山では「スラッシュ雪崩」が発生しました。
■富士山で「スラッシュ雪崩」発生
富士山の標高2000mほどにあるカメラがとらえた映像。土砂が山肌を一気に流れ落ちていきます。雪崩と土砂が相まって崩れる「スラッシュ雪崩」と呼ばれる現象です。
さらに下流の標高1500mに位置する大滝観測所付近のカメラでも…
この映像が撮られたのは、山梨と静岡の県境に位置する「大沢崩れ」と呼ばれる谷です。
さらに、下流の標高1500mに位置する大滝観測所付近のカメラでも…スラッシュ雪崩がとらえられています。
富士山では4月8日からの総雨量は130mmを超えました。土砂は砂防施設の内側でとどまり、けが人の情報はありません 。
「富士山では3月〜5月くらいにかけて雪が残っているとその時期にまとまった雨が降ると、雪崩となって周辺の土砂を巻き込んで流れ下るという現象が発生」