山形県で謎の魚が相次いで釣りあげられ、困惑が広がっています。
■養殖業者の驚き 川で釣れたニジサクラ
先月から、山形県内の川で相次いで釣りあげられている謎の魚。サケの仲間「サクラマス」かと思われましたが…。
「顔が全然違いますね。サクラマスはキリッとしているが、ニジサクラはニジマスのように優しい顔をしている。体型も頭がちょっと小さくて、体がズンドウ。魚を知ってる釣り人だったらすぐ分かる」
この魚は、山形県がサクラマスとニジマスを人工的に交配させて開発したご当地サーモン「ニジサクラ」。サクラマスの美しい身の色とニジマスの育てやすさを併せ持ち、適度に脂がのった上品な味わいが特徴のブランド魚です。
しかし、本来養殖場にしかいないはずのニジサクラが川で釣れたことに、養殖業者は驚きを隠せません。
「ニジサクラは養殖で育てられている魚で、自然界には存在するはずのない魚。川で釣れたということは『これ、どうなってんだ』と」