派閥の裏金問題を巡って、自民党が安倍派と二階派の議員ら39人の処分を決定しました。安倍派の塩谷立座長と世耕弘成参院安倍派会長が、「離党勧告」という重い処分となりました。塩谷座長は、岸田文雄総理大臣に猛反発しています。
■二階氏・岸田総理は処分見送り…安倍派が猛反発
4日、裏金議員の処分を決定する党紀委員会が開かれました。
その冒頭、明かりが突然消え、部屋にいた議員からはどよめきが上がりました。
幸先が悪いスタートとなった党紀委員会。裏金議員ら39人に下された処分は…。
「非常に厳重な処分で、誠に残念だと思っております」
「まさに明鏡止水の心境でありまして。明鏡止水の心境であります。明鏡止水の心境で、政治責任を取るという決断をさせていただきました」
「いわば裸一貫で…裸一貫ゼロから…裸一貫で、もう一度ゼロから再出発するということだと思います」
その一方で…。
「私自身については、(検察からも)特段の問題があるとはされていなかったことから、今般の処分に際して、その対象とならなかったものと承知をしています」