シリアにあるイラン大使館が空爆を受けたことを巡り、イランの最高指導者ハメネイ師がイスラエルへの報復を示唆しました。

 1日、ダマスカスにあるイラン大使館の建物がイスラエル軍によるとみられる空爆を受け、イランの国営メディアによりますと、これまでに少なくとも13人が死亡しました。

 最高指導者のハメネイ師は2日に声明を出し、「この罪を犯したことを後悔させる」「邪悪な政権は我々の勇敢な者の手によって罰せられるだろう」などとイスラエルへの報復を示唆しました。

 また、イランのライシ大統領も攻撃が「非人道的な侵略で、国際規則の明白な違反」だと非難し、対抗措置を取ると述べました。

 一方、国連の安全保障理事会は先ほど、この空爆について緊急会合を開き、対応を協議しました。