頼清徳新総統の就任式を20日に控える台湾で、野党会派が政権を批判する大規模な集会を開きました。

 抗議集会は19日午後、与党・民進党本部の前で開かれ、主催者によりますと、4000人を超える市民が参加したということです。

 元・台北市長の柯文哲氏が代表を務める野党・民衆党が主催し、20日に台湾の総統に就任する頼清徳氏が所属する与党の政権運営を批判するのが狙いです。

 台湾の国会にあたる立法院は政権与党とは異なる野党・国民党が最大議席を保有する、いわゆる「ねじれ議会」になっていて、法案審議を巡りすでに激しい衝突が起きています。

 頼氏にとっては、難しい政権運営を迫られることになります。