静岡県内の農協などからなるJAグループは25日、知事選で推薦する候補者を決める「農政対策協議会」を開きました。出馬を表明している大村慎一元副知事と鈴木康友前浜松市長もこちらを訪れ、JAグループは両候補から政策をヒアリングしました。

(大村 慎一 元副知事)

「(川勝知事の)発言によって県内や全国の農林水産業に従事している方が本当に落胆されたと思う。国民の命を守る産業だと思っているので、その誇りを取り戻したいときょう訴えた」

一方、鈴木氏は…

( 鈴木 康友 前浜松市長)

「私がやっているベンチャー支援でも農業ロボットを開発しているベンチャー企業もある。そういうものは新しい農業に役に立つ資するものだと思っていることを訴えた」

ヒアリングの結果、JAグループは、大村氏への推薦を全会一致で決定しました。

(JA静岡中央会 鈴木 政成 代表理事会長)

「農業をどのように位置づけて考えて施策をやってくれるかが非常に大事。大村さんの決意や農業施策が強いものがあると判断した」

一方、自民党県連は、県内68支部の代表らを集めて、知事選の実務作業などについての会議を開きました。会場には自民党県連が推薦を決めている大村氏も訪れ、「一緒に県政を立て直しましょう」などと呼びかけたということです。県連の城内会長は…

(自民党県連 城内 実 会長)

「冒頭ですね、私の方から、24日の宮沢議員の辞職についてお詫びをしました。特に何か強い意見もなく、投開票日に向けて一致団結してみんなで取り組んでいこうと、熱気のこもった会合だったと思う」