物価が高騰する中静岡市が家計を支援するため実施した「しずトク商品券」の申し込みが想定を下回ったため、6月3日から2次販売をすると発表しました。

静岡市は、4月1日から21日まで、1口5000円で6250円分の買い物ができるデジタル版「しずトク商品券」の申し込みを受け付けていましたが、発行総数52万口に対し、申し込みはおよそ6割の31万口にとどまっていました。

(静岡市商業労政課 藤原 一仁 主査)

「抽選になることを期待していたが、今回、静岡市で初めての試みとなるデジタル(商品券)というやり方であったことから、利用する方がアプリをダウンロードするなど仕組みについて、入口のハードルが少し高かったのでは」

そこで、市は残りの21万口について、6月3日から23日まで2次募集すると発表しました。

1次で購入した人も申し込み可能で、1人4口が上限となっています。

(静岡市商業労政課 藤原 一仁 主査)

「今回は周知ということを踏まえて、市が各世帯に回覧板で周知をしたり、参加している店舗に協力してもらって、2次募集のチラシをレジ横など店内にもらったりするなど、より多くの方に情報が行き届くようにしていきたい」

しずトク商品券は、5月10日から利用可能となっていて、11月30日まで市内の3000店舗で使うことができます。

静岡市駿河区にあるスーパーでも、すでに利用している人が・・・

(買い物客)

「お得なんで・・・」

Q また買いますか

「たぶん、毎日使うので。便利だけど、買いすぎちゃうこともあります」

その一方で・・・

(高齢の買い物客)

「もう私っちは余分なことできない、年齢的に、本当困っちゃう。」

Q.スマートフォンは持ってますか?

「私はもっていない」「私ももってない」「そんなもの持ったらおっかなくてしょんない」

店長にしずトク商品券の利用状況を聞きました。

( 田子重 西中原店 増田 克己 店長)

「現状では売上に対して5%程度の利用状況です。やっぱり25%のプレミアムがありますので、お得に買えるという声は頂いています」

5月に入っても多くの食品で価格高騰が続いているようで、店側もしずトク商品券へ期待を寄せています。

(田子重 西中原店 増田 克己 店長)

「どんどん値上げされていて買いにくい状況になっている、実際、店の買い上げ点数が落ちている、こういう商品券があれば買いやすくはなると思います」

しずトク商品券の2次販売については、お客さんへの周知を協力していきたい、と話していました。