ボルサリーノ▲ボルサリーノ 左から関好江、山田真左美

食材を無駄にしない料理レシピやごみのアップサイクルに取り組み、講演やワークショップを行っている芸人・ボルサリーノ。
「テレ東プラス」は「エシカル特集」の一環として、ボルサリーノの2人を取材。
山田さんは小さい頃から手芸が趣味で、Instagramでは、レジンやプラ板、リメイク、裁縫などのオリジナル作品を公開しています。

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ボルサリーノ
「母も手芸が好きで、洋裁や編み物をやっていました。セーターやマフラーを編んでくれるんですけど、子どもはすぐサイズアウトしちゃうので、毛糸をほどいては違う毛糸と混ぜて、また違うセーターを作って…毛糸がすり切れるまで使っていましたよね。
そんな母を見て育ったので、ちょこちょこ作るのが好きなんです。相方(関)にも、毎年誕生日プレゼントに手作りのものあげるんですけど、芸人になりたての頃はお金がないので、家にあった端布や着なくなった洋服やデニムでカバンを作って…もしかしたら、時代の最先端を行っていたのかも(笑)。デビュー当時はとにかくお金が無かったので、ある意味、吉本が私たちをエシカル芸人にしたのかもしれません(笑)」。

前編では、関さんのエシカルな料理レシピを伝授! 後編では、山田さんが教えてくれたアップサイクル小物の作り方をご紹介します。

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ボルサリーノ
【材料】
・くるみボタン製作キット
・お菓子の包み紙(好きなものでOK)

ボルサリーノ
くるみボタン製作キットは100円均一や手芸店に売っています。記者は「ダイソー」でゲット! パッケージの中は型紙や打ち具台がセットになっています。

ボルサリーノ
【作り方】
1.お菓子の包み紙に型紙を当て、マジックなどでマーキングする。
2.線に沿って丸くカットする。
3.打ち具台にカットした包み紙とパーツAをのせて押し込み、パーツBをのせる。
4.打ち具でしっかり押し込み、出来上がったものを取り出せば完成!

ボルサリーノ
紙だと破れてしまうので、ビニールコーティングされたものや銀紙のような包み紙がおすすめ。ハギレなどでもOKです。

ボルサリーノ
裏側は安全ピンやゴムなどを通せるので、お気に入りの包み紙で自分だけの缶バッジやヘアゴムが作れます。推しの写真を使ったオリジナルの推し活グッズも作れそう!

ボルサリーノ▲山田さん作・ハンドメイドアクセサリー。一部を「LAMAI(渋谷)」 で販売

山田さんは、オリジナルのアクセサリーやバッグ、ポーチなども多数制作。ぜひInstagramをチェックしてくださいね。

2人が“いいな”と思うエシカル芸人の行動とは?


――節約レシピやアップリサイクルに取り組むボルサリーノのお2人。最後に、周りの芸人を見て、“いいな”と感じる地球に優しい行動があれば教えてください。

「やっぱり物を大事する人はいいですよね。あとは、何でも残さずきれいに食べる人」

山田「後輩と一緒にご飯食べに行って、みんなお刺身のつまとか残しがちなんだけど、店員さんが『お下げします』っていうのを止めてまで食べる人、最高です!(笑)」

「最後大葉でくるんで食べる人とか、いいよね」

山田「うん、米一粒も残してほしくない!(笑)」

「あと、後輩芸人は意外とみんな、先輩からいただいたものをちゃんと使うよね。だいたい若手がいいの着てると“絶対これもらったろ〜”みたいな(笑)。1つのアイテムだけ“めっちゃいいじゃないか”と。お財布を先輩からいただくと縁起がいいとか…それは吉本ならではのいい文化かな」

山田「一時期、ヨシモト∞ホールにいる若手が、みんな同じブランドの服になってる時があって、“どうしたの?”って聞いたら…」

「又吉(直樹)が自分の服をみんなにあげてたんだよね」

山田「劇場では、服を段ボールに入れて“ご自由にお取りください”みたいなのもけっこうあるんですよ」

「木村祐一さんもルミネでやってらしたよね。そういうのは素敵だなと思うし、物を大事にする人は女性にも優しいからいいよね(笑)」

山田「物やタバコの銘柄をコロコロ変える人は浮気ばっかするから(笑)。だからファッションもエシカルに、1点を大事にする人はいいかもしれない」

「スマホもそうだよね。すぐに変える人は浮気する。あと、やたら“最新”を自慢する人(笑)。だからエシカル男子は浮気しないんじゃないかな? 今後はエシカルな行動が、恋人選びの一つの目安になるかもしれませんよね」

(取材・文/編集部)

【ボルサリーノ プロフィール】
1994年結成。
関好江(せき・よしえ)。開運飯、開運パワーフードなどを作り、レシピ本「食べると人生が変わる!開運飯」「使いきり!レシピ」マガジンハウスより発売中。web smart「毎月開運ごはん」、アイスム「笑食同源おしゃべりごはん」連載中。稲沢市観光PR大使も努める。
山田真佐美(やまだまさみ)。手芸やイラストが得意。ハンドメイドでさまざまな作品を制作し、ワークショップなども開講している。