国際主審のマテウ・ラオス氏がラ・リーガでのラストマッチを終えた。

バレンシア出身で46歳のラオス氏は1999年からプロの審判となり、2008年からスペインのトップリーグを担当。ラ・リーガだけでも288試合を裁いた。

チャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップ(W杯)、オリンピックなど、国際試合の舞台でも活躍。2022年カタールW杯準々決勝オランダvsアルゼンチンでは計18枚のイエローカードを提示したように、時折"カードハッピー"な一面を見せるが、2020-21シーズンのCL決勝を任されるなど、評価は確かなものだ。

4日に行われたマジョルカvsラージョ・バジェカーノがラ・リーガでのラストホイッスルとなったラオス氏。試合後には両チームの選手が花道を作って送り出し、観客もスタンディングオベーションで功績をその称えた。

このサプライズにはラオス氏も感極まり、涙を浮かべることに。花道を通り、タッチライン際で待つ2人の息子と抱擁をかわし、最後のピッチを後にした。