マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督(54)が自身の進退に言及した。イギリス『デイリー・メール』が報じている。

今季で2年目の指揮となるが、プレミアリーグでは残り10試合の現時点でチャンピオンズリーグ(CL)の出場権すらも危うい6位。FAカップこそ準決勝まで勝ち進むが、カラバオカップ、CLからは敗退している。

その背景の1つとして、ケガ人続きの戦力が揃わないチーム事情もあるが、不安定な戦いぶりが続いており、今では共同オーナーに就任したサー・ジム・ラトクリフ氏のもとで進退が不透明との報道もある。

後任候補の1人にイングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が挙がり、CL出場権を逃せば解任との見方もあり、ここからの戦いが個人の将来をも左右しそうなオランダ人指揮官だが、気にせずを強調した。

「マン・ユナイテッドで働けば、クラブ、チーム、監督、選手の周りで常に雑音や噂が絶えないのは分かりきったこと。だが、我々は戦い方を改善するため、より良いプレーをするためのプロセスとチームにフォーカスしている」

「アヤックスを指導したときも似たような感じだった。トップのフットボールで仕事をしていると、それに慣れてしまうもの。だから、我々は気にしていない。選手も私もだ。我々は同じボートに乗り、パフォーマンスを発揮して正しい結果を出さないといけない」