パリ・サンジェルマン(PSG)は6日、リーグ・アン第28節でクレルモンと対戦し1-1の引き分けに終わった。

3日前に行われたクープ・ドゥ・フランス準決勝のスタッド・レンヌ戦を1-0で勝利し、3年ぶりの決勝へ駒を進めたPSGは、その試合から先発全員を変更。

GKにテナス、4バックは右からムキエレ、シュクリニアル、ダニーロ、ザーグ。中盤はアンカーにウガルテ、インサイドハーフにソレールとマユル。3トップは右からアセンシオ、ゴンサロ・ラモス、コロ・ムアニと並べた。

最下位に沈むクレルモン(勝ち点20)に対し、PSGは開始早々の7分にムキエレが飛び出した相手GKとの接触でプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われ、13分にハキミが緊急投入された。

その後は地力で勝るPSGがボールを保持するが、[5-4-1]のコンパクトなブロックで危険なエリアをしっかりと埋めるクレルモンの集中した守備を前に流れのなかではフィニッシュまで持ち込めない時間が続く。

するとPSGは、クレルモンにワンチャンスをモノにされる。32分、ガスチェンのロングパスをボックス右横で拾ったマニャンがダイレクトクロス。これをボックス中央左のヴァージニアスが落とすと、走り込んだケイタのシュートがウガルテにディフレクトし、ふわりと浮いたボールがゴール右に吸い込まれた。

失点後もなかなか決定機までボールを運べないPSGだったが、前半追加タイム5分にチャンス。右CKのこぼれ球を敵陣でザーグが奪い返すと、二次攻撃を仕掛け、最後はアセンシオのパスをペナルティアーク右で受けたマユルがミドルシュート。これがゴール左隅に突き刺さった。

このゴールで同点かと思われたが、VAR検証でザーグがボールを奪った場面のファウルを取られ、ゴールは取り消された。

迎えた後半も立ち上がりから主導権を握るPSGは60分、マユルの左クロスからファーサイドのハキミが右足アウトサイドで合わせたが、これはクロスバーを直撃。さらに63分には、相手DFのクリアミスをボックス右で拾ったコロ・ムアニに決定機が訪れたが、シュートは相手GKの正面を突いた。

1点が遠いPSGは67分、コロ・ムアニ、マユル、シュクリニアルを下げてムバッペ、イ・ガンイン、マルキーニョスをと投入する3枚替えを敢行。すると70分、ショートコーナーの流れからバイタルエリア手前でボールを受けたハキミがロングシュート。さらに相手GKが弾いたボールにゴンサロ・ラモスが詰めたが、これはクロスバーに弾かれた。

その後も猛攻を続けるPSGは、85分に試合を振り出しに戻す。ボックス手前のムバッペとのパス交換でゴール前まで侵入したゴンサロ・ラモスが冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)に向けて主力を温存したPSGは、最下位相手に勝ち点1を得るに留まった。

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