インテルのシモーネ・インザーギ監督が久々の敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

セリエA第33節のミラノ・ダービーで3シーズンぶりのスクデット獲得を決めた中、続くトリノ戦も快勝していたインテル。4日の第35節では、今シーズン唯一リーグ戦で敗れていたサッスオーロとのアウェイゲームに臨んだ。

先手を取ったのはホームのサッスオーロ。インテルはオランダ代表MFデンゼル・ダンフリースが競り負けたところからシュートに繋げられてしまい、20分にリードを許す。

前半アディショナルタイムにはアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがネットを揺らしたが、VARの介入によりオフサイドと判定されノーゴールに。後半はオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチらの投入で攻勢をかけたが、最後まで追いつくことはできなかった。

今シーズン初の無得点に終わり、サッスオーロ相手にシーズンダブルを喫したインザーギ監督は、セリエA残留を懸けて戦う19位のチームを称賛。敗戦を受け入れた。

「我々は負けたくないが、サッスオーロは最初の20分をうまく活用し、我々よりも上手く試合に臨んだ。称賛の言葉を贈りたい」

「後半はストライカーを1人追加したが、技術的なミスがあった。連続得点記録を伸ばしたかったからとても残念だ。我々は負けることに慣れていないが、相手は素晴らしい試合をした」

「ファンのサポートは素晴らしかったが、我々は混乱していた。それでも最後まで試合を立て直そうと努力した。昨年の7月からスクデットを獲得するために努力してきた素晴らしいグループがあることは理解している」

また、インザーギ監督は残りの3試合にも言及。モチベーションの維持が難しい中、新シーズンに向けてチーム力のさらなる向上を目指していくと語った。

「我々は後ろを向くのではなく前を向かなければならないし、より改善していけるよう努力しなければならない」

「幸運なことに、私は優秀で有能な経営陣に恵まれている。この3年間、全員が協力して素晴らしい仕事をすることができた」

「残りの数試合は可能な限り最高の形でプレーしなければならない。金曜日のフロジノーネ戦ではまた違ったアプローチができるよう努力するつもりだ」

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