マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏は、古巣が指揮官交代の決断を下すだろうと予想した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。

ユナイテッドは今シーズンのプレミアリーグ、就任2シーズン目を迎えたエリク・テン・ハグ監督の下で苦戦。タイトルレースどころかチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られるトップ4争いにすら加われず、8位フィニッシュとなった。

CLも最下位でグループステージ敗退と良いところがなかった今シーズン、唯一の希望となっているのが決勝にまで進出したFAカップ。25日に行われる決勝ではマンチェスター・シティと対戦する予定であり、テン・ハグ監督の去就もここでの結果次第と予想されていた。

しかし、ファーディナンド氏は異なる考えを持っているようだ。YouTube『Vibe with FIVE』にて、同氏はたとえFAカップで優勝したとしても、今夏にジム・ラトクリフ共同オーナーのもとチームに改革に乗り出すクラブは、テン・ハグ監督を解任するだろうとの見方を示している。

「考えれば考えるほど、(FAカップで)勝っても負けても来シーズンにテン・ハグはいないと思う。それは私自身が望んでいることではない。私はただ、そうなると信じていることを話すだけだ。クラブはおそらくテン・ハグではなく、別の方向に目を向けている」

「たとえFAカップで優勝しても、(オーナーグループの)INEOSとしての考えは何も変わらないと思う。もちろん、私はそこで誰かと話したわけではない。これはあくまで推測で、単に私がそう思っているだけだがね」

「今シーズン、ケガの問題はさておき、チームパフォーマンスは非常に悪いものだった。そして、ユナイテッドほどではないかもしれないが、たいていはどのチームも負傷者を抱えているものさ」

「私は常々言っているが、たとえパフォーマンスレベルが下がったとしても、自分たちのフットボールのスタイルについては維持できるはずだ。しかし、今のチームはそうではない」

「自分たちが何者なのか、わかっていないんだ。自分が何なのか、チームが何なのかがね」


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