今年は3月までの山梨県内の電話詐欺被害額は4694万円。
去年の同じ時期に比べ、3000万円以上、上回っています。
被害は、パソコンやスマートフォンを多く利用する若い世代にも広がっていて県警が注意を呼びかけています。

詐欺の音声
被害者:「〇〇サポートですか?」




犯人   :「はい、そういうことです。今パソコンについて何が問題ありますか」



片言の日本語で、応対する犯人。

これは警察が公開した、サポート詐欺の実際のやりとりです。



サポート詐欺とは、パソコンや、スマートフォンに突然、警告音とともに、「ウイルスに感染した」と表示し、電話をかけさせる手口で金銭をだまし取ろうとするものです。



詐欺の音声:
「このパソコンが直るために3万円だけね、かかります。だからうちの一番近くのコンビニに行って、そっちから3万円〇〇カードを買ってきます。了解ですか?」



県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「正規の業者がコンビニでプリペイドカードを買わせることはない。この言葉が出た時点で詐欺なので警察に通報してほしい」



県内で今年3月までに確認された電話詐欺被害は暫定値で17件、4694万円で、このうち7件がサポート詐欺を始めとする架空請求詐欺でした。



被害は高齢者だけでなくパソコンやスマートフォンを頻繁に使う、30代から50代にも広がっています。

UTY

さらに電話詐欺被害には入らないものの4月には有名な経済アナリストを騙った投資講座に参加した50代の男性が、およそ2400万円をだまし取られる被害が確認されています。

UTY

県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「電話詐欺以外にもSNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺が増えている。投資に関しては有名人をかたったSNSから始まっているので簡単に信じず、相談してほしい」