物価高は食料支援に影響し、フードバンク山梨は支援物資が集まりにくい状況から、5月1日からの2か月間を強化月間に定め、食料の寄付を広く呼び掛けることにしています。

UTY

浅川博仁記者:
「フードバンク山梨です。今、食品などの寄付が集まらない状況が続いています。」

これは2023年3月に撮影された倉庫内の写真です。埋め尽くすようにダンボールが陳列されていますが

きょう4月30日は…

UTY

ほとんど何もありません。

UTY

経済状況が厳しい家庭などに食品をおくるフードバンク山梨の支援は2023年、過去最多の2743世帯となり、コロナ禍前の2倍以上に上りました。

支援が必要な世帯が増加した一方、物価高の影響もあり、必要な物資が十分に揃わない現状があります。

UTY
UTY

フードバンク山梨 米山けい子代表:
「全部上から下まで全てフードドライブの食品でいっぱいだったのですが、今 現状はほんとうに箱の中にないという状況で棚にもないですし…」

UTY
UTY

フードバンク山梨に寄せられた3月の食品は、2023年の同じ時期と比べ約2割減少し、県内のスーパーに設置された食品BOXへの寄付は4割ほど減少しています。

UTY
UTY

フードバンク山梨 米山けい子代表:
「物価高騰の影響というか、やはり生活が苦しい方々も大変なのですが、一般の方々にも影響を及ぼしていると思いますので、寄付がすごく減ってきている」

UTY

こうした状況を受け、フードバンク山梨は毎年6月に定めていた夏休み用の食料を集めるフードドライブ強化月間を1か月前倒しして5月1日から2か月間とし、寄付を広く呼びかけることにしています。

UTY
UTY

フードバンク山梨 米山けい子代表:
「(支援が必要な世帯の)お子さんが夏休み中にお腹をすかせてしまうことがないように、私たちもできるだけ食品を集めていますので、みなさま方のご協力よろしくお願いいたします」