BMWは2024年3月13日に「M3」にマニュアルトランスミッションを搭載した限定車である「M3 MT Final Edition」を新設定しました。限定的な台数の販売や最後のMTモデルということもあり、販売店にも反響が届いているようです。

BMWより「M3」の最後のマニュアルモデルが登場!その性能とは?

  ビー・エム・ダブリュー(BMW日本)は2024年3月13日、スポーツモデル「M3」にマニュアルトランスミッションを搭載した限定車である「M3 MT Final Edition」を新設定しました。

 日本国内での導入は150台のみという限定的な導入となっていて、注文受付数が今回の台数を超えてしまった場合は抽選となるようです。

 1986年にBMWより、初代「M3」が誕生しました。初登場した際には、エンジンには2.3L直列4気筒エンジンを搭載していて、当時の他のBMW車と違いが分かるほどパワー面に優れていました。これまでのBMW車と比べ、高いパフォーマンスを誇っていたので、世界中のユーザーから注目を浴びていました。

 その後、様々な改良がM3に施されることになります。現行モデルである6代目のM3は2020年にBMWより発表されることとなりました。先進安全技術の搭載、エンジンのパワーアップ、特徴的なエクステリアなど様々な改良が施されることとなります。

 モータースポーツを趣味にしている人だけでなく、一般のユーザーからもそのM3だと一目で分かるエクステリアや性能から幅広く評価を得ています。

 今回のM3 MT Final Editionはドイツ・ツーリングカーでM3が初優勝をしてから、35周年を記念して作成されたモデルになります。なお、今回のモデルはサーキットでの走行も可能にした、Mハイパフォーマンスモデルに位置づけられています。

 インテリアは、中のシートは赤いアクセントが印象的なMスポーツシートで統一されることで特別感と上品さを演出しています。更にHarman/Kardonサラウンドサウンドシステムも採用されています。

 エクステリアとしては今回の特別モデルにより特別感が感じられる、専用のゴールドのホイールに目が惹かれます。そのホイールの奥からはMコンパウンドブレーキの赤色が顔をのぞかせています。

 他にもBMWレーザーライトやハイビームアシスト、Mカーボンルーフ、Mハイグロスシャドウラインなどを装備しています。カラーリングは3種類でアルピン・ホワイト、ブラック・サファイア、Mブルックリン・グレーのそれぞれが50台ずつ用意されています。

 ボディサイズは全長4805mm×全幅1905mm×全高1435mmとなっています。パワートレインでは、3リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載していて、480馬力・550Nmを誇ります。

その特別な性能と見た目から寄せられる反響とは?

 BMWからM3の最後のMTモデルとしてBMW M3 MT Final Editionの予約受付が3月13日より同車専用Webサイトにて開始されましたが、販売店にはどのような反響が届いているのでしょうか。

BMWの限定車「M3 MT Final Edition(M3 MTファイナルエディション)」のインテリア

 関東圏のBMW販売店担当者は次のように話します。

「ありがたいことに多くのお問い合わせを頂いております。以前よりBMWを好んで頂いている方からのお問い合わせが多い印象です。

 『限定というのもあるし、あの見た目は最高にクールだね』、『ゴールドのホイールに加えてさりげなく、カラーの違いが入っていて素敵だ』などの見た目に関する評価を頂いているお声を頂くことが多いです。

 最後のマニュアル仕様という事もあり、マニュアル車を休日に運転したいと考えていてセカンドカーとしての購入を検討されている方もいらっしゃいます」

 さらに、関西圏のマツダ販売店担当者は次のように話します。

 「ありがたい事に注文受付が始まってから多くのお問い合わせを頂いております。マニュアル車を現在も乗られている方からのお問い合わせが多い印象です。

『最近はマニュアル車が減っている中でこんな素敵なクルマが出て嬉しいね』、『抽選になるとは思うから是非当選したい』などの限定数での販売を惜しまれる声やマニュアル車として評価頂いている声を多く頂きます。

 オプションでも受けていないマニュアル車ということもあり、希少性も評価頂いている印象です」

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 BMW M3 MT Final EditionはBMWを好んでいるユーザーやマニュアル車が好きなユーザーからは、クールかつ上品な見た目や現代では希少価値の高い最新型のマニュアル車であることを評価ような声が販売店には届いているようです。

 BMW M3 MT Final Editionの納車時期は2024年第2四半期以降を予定されているようです。車両価格は税込みで1420万円となっています。