誕生から49年を迎えたジラール・ペルゴの名品ロレアートに、グレード5チタンを採用した新作「ロレアート クロノグラフ Ti49」(272万8000円、消費税込)が登場。トノー型のケースに円盤の台座と八角形ベゼルを組み合わせた複雑な形状の外装にグレード5チタンが用いられるのはブランド初の試みです。
●アイコニックなクロノグラフの名品がグレード5チタンをまとって登場
時は今をおよそ半世紀遡る1975年、業界を震撼させたクォーツショックの只中で誕生したのがジラール・ペルゴの名品「ロレアート」。
ポリッシュ仕上げを施した八角形ベゼルとブレスレットと一体化したケースにに高精度クォーツ・ムーブメントを搭載したこの時計は、発売当初「クォーツ クロノメーター」と呼ばれましたが、並外れた精度の高さと美しいデザインへの賞賛の意味を込めて、イタリア語で「資格を有するもの」を意味する“ロレアート”の愛称で親しまれるようになります。
1990年代には初の自動巻きムーブメント搭載モデルを発表、さらに近年ではその優雅なデザインがラグジュアリー・スポーツとしてあらためて高い評価を集めるようになり、2017年以降はとうとうレギュラーモデルとして完全復活。
完成されたデザインと豊富なバリエーションで、押しも押されもせぬブランドのアイコンとして世界中のファンを魅了しています。
そんな人気モデルの誕生より49年を数えるこの春新たに登場したのが、初のグレード5チタン採用モデル「ロレアート クロノグラフ Ti49」(272万8000円、消費税込)。半世紀近い歴史を歩んできたロレアートですが、グレード5チタンが用いられるのは今回のモデルが初めてとなります。
ふっくらと丸みを備えたトノー型ケースの上に円盤状の台座が載せられ、さらに八角形のベゼルを重ねた特徴的な外装は、初代モデル以来のデザインを踏襲するもの。
面を強調した独創性の高いデザインに加え、細かく角を落としたファセット加工がシルエットをいっそう複雑なものにしています。
●グレード5チタンならではの美しい光沢に、端正なダイヤルが都会的な印象をプラス
チタンといえば、ステンレスに比べて軽く、強度と粘性、耐食性に優れ、さらに高い生体適合性を備えるなど腕時計の素材として最適な特徴を備えた金属素材。
特に高級時計素材に使われることの多いグレード5チタンは、数あるチタン合金の種類の中でも比較的加工しやすく、またステンレスに近い美しい色合いを備えることでも知られます。
今回このグレード5チタンを用いることで、細かな凹凸を備えたロレアートにいっそう豊かな光沢と陰影を与えることに成功。
特にアイコニックな円形の台座やベゼル側面、ケースのエッジ部分やプッシュボタン、さらにはブレスレットの中央リンクはポリッシュ仕上げで艶やかに研磨され、光沢を抑えたサテン仕上げと美しいコントラストを奏でています。
一方、モダンな印象を強調しているのがチタンカラーを採用したグレーのカラーダイヤル。メインダイヤルにはクル・ド・パリ装飾が細かく刻まれ、サブダイヤルに立体的に施された同心円状の模様とともに、端正で落ちついた表情を見せています。
またバトン型の時分針とインデックスも同じグレーでPVD加工を施すとともに、ホワイトの蓄光塗料を添えることで暗所での視認性を確保。
12時位置のブランドロゴやミニッツトラック、カウンターを囲んだマーキングやカレンダー表示もすべてホワイトで統一、モノトーンでまとめた配色が都会的で知的な雰囲気を強調します。
●製品仕様
「ジラール・ペルゴ ロレアート クロノグラフ Ti49」
・品番:Ref. 81020-21-3263-1CM
・価格(消費税込): 272万8000円
・ケースサイズ:42mm径・12mm厚
・ケース、ブレスレット:グレード5チタン
・ムーブメント:機械式 自動巻 GP03300-0141
・駆動時間:パワーリザーブ46時間
・防水性能:100m防水