ホンダは大阪、東京、名古屋で開催されたモーターサイクルショー2024において、ネイキッドバイクの新たなフラッグシップ、新型「CB1000ホーネット」を日本初公開しました。どんなバイクなのでしょうか？

ホンダが“ネイキッドバイクのフラッグシップ“を日本初公開

　ホンダは大阪、東京、名古屋で開催されたモーターサイクルショー2024において、ニューモデル「CB1000ホーネット」を日本初公開しました。

「CB1000ホーネット」は、2023年秋のEICMA2023（ミラノショー2023）で世界初公開されたホンダ製ネイキッドバイクの新フラッグシップモデルです。

　スタイリングで印象的なのは、小型のデュアルLEDヘッドライト。前方はワイドながら、ニーグリップ部にかけて細く絞り込まれる燃料タンクの形状は、コンパクトなシートにつながることで精悍さをアピールします。

　搭載されるエンジンは2017年に発表されたスーパースポーツ系の「CBR1000RR」と同じユニット。

　最近、個性的なフロントマスクをまとったネイキッドバイクに、スーパースポーツバイクのエンジンを搭載したモデルは“ストリートファイター”と位置づけられ、世界的に高い人気を獲得していますが、「CB1000ホーネット」も同様のコンセプトでつくられています。

　スパルタンなルックスに「CBR1000RR」譲りのエンジンを搭載した「CB1000ホーネット」が目指すはズバリ“ストリート最強モデル”。エンジンの詳細なスペックはまだ不明ですが、搭載される直列4気筒エンジンは最高出力150ps以上、最大トルク100Nmを超える数値をたたき出すとみられています。

　また、「CB1000ホーネット」はその車両設計も注目すべきポイントです。新開発のスチール製ツイン・スパー・フレームに、ショーワ製“41mmセパレート・ファンクション・フォーク・ビッグ・ピストン（SFF-BP）”なるフロントフォークと、同じくショーワ製のユニットプロリンクというリアショックを搭載。圧巻の走行性能が期待されます。

　気になる日本での発売時期は、2024年夏頃と予想されています。