子どもの頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話をもとに描かれた人気漫画だ。今回は、Xに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第23〜24話を紹介するとともに、著者に依頼者のストーカーに遭遇したときの状況についても聞いた。



■元カレのストーカー被害に悩み続ける女性
今回の依頼者は、町田カオルさん(28歳)。都内で一人暮らしをしているが、元カレからのストーカー被害に悩んでいるため、夜逃げを決断したという。夜逃げ中に依頼者の元カレが現れると、町田さんの身の危険も考えられる。部屋を確認したところ盗聴器などは見当たらず、スタッフたちは引っ越しの運搬作業を開始。作業は順調だったが、宮野はエレベーターでとんでもない人物に遭遇してしまうのであった…。



■「 別れるなら金を払え」と主張する迷惑なストーカー
エレベーターでストーカーとばったり遭遇した宮野。その後警察が現場に到着すると、ストーカーに詳しく事情を聞き始める。すると、ひとりの警察官が町田さんのところへやって来て、ストーカーは「別れたつもりはない、交際は継続中だ。別れるなら金を払ってほしい」と主張していると話す。その後も警察とストーカーのやり取りは続き、夜逃げの作業も一向に進まない。町田さんも精神的にすっかり参っている状態だ…。社長は我慢の限界に達し、警察とストーカーのところへ行って話をするが、このあと誰もが予想しなかった展開へと発展していくのであった。



宮野さんに依頼者のストーカーに遭遇したときの感想を伺うと、「『鉢合わせることは少なくないよ』と社長から時々聞いてましたが、いざそうなると頭が真っ白になって変な汗がブワッと出てきて、とにかく刺激しないようにしないといけないけど、どうすればいいのかわかりませんでした。蛇に睨まれたカエルとは、まさにこのことかと思いました」と話してくれた。

「夜逃げ屋日記」は2024年2月2日に第2巻が発売!そのほか、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現している。「夜逃げ屋日記」にはユニークな依頼者やスタッフが登場するので、気になればぜひ読んでほしい!




取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)