育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅさん(@mosyamou)。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。

ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回は引っ越してきた当時のエピソード。後のご主人と婚約し、アパートに引っ越してきたもしゃもぅさん。大家さんに挨拶するも、ニコリともしない様子に「ちょっと気難しそうかも…!?」と不安を覚える。

■たくさんの素敵な思い出を、いつか漫画にしたかった
まずはもしゃもぅさんの自己紹介から。

「InstagramやXで自分の体験をもとにエッセイ漫画を描いているもしゃもぅと申します。自画像はリスです」

「大家さんとハムソー」を描こうと思ったきっかけは何だったのだろうか。

「大家さんとは素敵な思い出がたくさんあり、アパートに住んでいたころからいつか漫画にしたいと思っていました。そして引っ越し直後、本当は別の連載を始めようと考えていた時期だったのですが、あまりにも大家さんとのお別れが胸にぐっときて。その日の夜中にバ〜ッとネームを仕上げて、すぐに連載を始めた次第です」

読者にメッセージをもらった。

「お読みいただきありがとうございます。『大家さんとハムソー』はハートウォーミングな出会いと別れのお話ですので、皆様の心のデトックスになれたらうれしいです」

笑顔がなく声の大きい大家さんに、当初は「苦手かも…」と感じていたもしゃもぅさん。しかしのちに息子のハムソー君が誕生してからは、かけがえのない思い出がたくさん増えることに。読めば優しい気持ちになれる表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍「大家さんとハムソー」は、各電子ストアにて配信中。

取材・文=石川知京