学生時代から漫画を描いているのぞみわたる(@nozomiwataru)さんは、SNSやブログを中心に漫画を公開している。2024年4月現在も定期的に投稿されている「のぞみわたるのギャグ漫画」はシンプルな描写だが、どこかくすっと笑えて読み続けたくなる作品だ。今回は4コマのギャグ漫画を2作品お届けするとともに、著者にお気に入り作品を聞いた。


■ブサイクはたこ焼きを減らされてしまう!?
世間一般に言われるイケメンの若者がお店にやって来て、たこ焼きを注文。しばらくするとお婆さんが出てきて、「お兄さんカッコイイから一個おまけね」と言いながらたこ焼きを渡す。今度は眼鏡をかけた男性がたこ焼きを注文。すると同じお婆さんがやって来て、「お兄さんブサイクだから一個減らしておくね」と言ってくるではないか!?お婆さんの衝撃的な発言に、男性も思わず「なんでだよ」とツッコミを入れてしまう。




――ギャグ漫画を通して、読者にどのようなことを伝えたいですか?

ギャグ漫画にしか出せないおもしろさですかね。お笑いって、ギャグ漫画やギャグアニメ、漫才、コント、落語、喜劇、漫談等々いろいろな形があると思うんですけど、それぞれにしか表現できない笑いがあると感じていて。流行りの言葉で言えば「ギャグ漫画でしか得られない栄養」みたいなやつですね。

■共食いしている小太りな男性!?
ランチタイムにおいしそうな生姜焼き定食を食べている小太りな友人を発見。男性は「それじゃあ共食いじゃん!」と友人に冗談を言うと、「俺のどこが生姜なんだよ」と真面目に返してくる。共食いなのは豚のほうなのに、全然気がつかない友人である。




――「共食い」の作品がお気に入りとのことですが、その理由をお聞かせください。

一番はシンプルにネタが好きだからですね。どう考えても豚のほうなのに、「まさかの生姜!?」って感じで(笑)。あとは、そのネタの温度感を保ったままイメージどおりに表現できたのも大きいと思います。

今回は「のぞみわたるのギャグ漫画」の2作品を紹介した。日頃ストレスを抱えている方でも、ギャグ漫画を読めばストレスも一気に吹き飛ぶだろう!最近あまり笑えてないと感じている方は、この機会にぜひ読んでほしい。



取材協力:のぞみわたる(@nozomiwataru)