同じ敷地の中で別世帯で暮らす「敷地内同居」。義父母と会わずに生活することもできるけれど、まむさんの義母はちょっぴり過干渉…!孫が生まれてからはフィーバー全開の義母は「8時〜12時、13時〜17時、19時〜21時は嫁の家で孫と触れ合う」というスケジュールで、嫁の家のインターフォンを鳴し続けた…。こうして、寝かしつけたい(嫁も寝たい)新米嫁vs孫に会いたい義母とのバトルを描く、まむとゆんず(@mamu_yunzu)さんの「お義理さんといっしょ」を紹介!

■「相手が遠慮しないならこちらも遠慮しない」ゴリラ理論で対抗!

強烈なキャラクターのお義母さん、本作を描こうと思ったきっかけについて聞くと、「大変だったころの思い出がいつまでも脳を巡り、闇落ちしそうだったので、ならばその思い出を楽しく塗り替えてしまおう!と、ギャグ漫画として描き始めました」と、率直な思いを吐露。当時、「何クソ」と思っていたことを漫画に描くことで気持ちが楽になり、今は義母との生活を楽しめている…という副次的な効果も!

困ったお義母さんの行動、この付き合い方で学んだことも多いと話すまむさん。

「快適な暮らしをするため、“よい嫁”の皮を脱ぎ捨てて義母に本音でぶつかり合わなければいけないと気付きました。『相手が遠慮しないなら、こちらも遠慮しなければよい!』という、“ゴリラ理論”で生きています」

壮絶なやりとりが印象的な本作。一番強烈だったエピソードについては、家にアポ無しで友達を連れてきて、「さあ、今すぐ家の中を見せろ!」と言われたことだそう。「寝起きすっぴんの状態で、知らない人たちに掃除をしていない小汚い部屋をツアーしたのは貴重な体験でした」と苦笑しながら当時を回想した。

新米嫁だったまむさんは、窓際に「寝かしつけ中です」とクマのぬいぐるみを置いて対応。ところが義母は帰宅する夫についてきたり、別窓から中を覗いてくる姿はさながらホラー映画のワンシーン……!義母と嫁の戦いはしばらく終わりそうもない。

取材協力:まむとゆんず(@mamu_yunzu)