2024年もマツダはカーボンニュートラルでモータースポーツ! 「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024年」にマツダ3と2台のロードスターで挑戦

この記事をまとめると

■マツダは「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024年」に参戦することを発表した

■参戦車両のベース車はMAZDA3とロードスターである

■マツダ3はバイオディーゼルを、ロードスターはそれぞれカーボンニュートラル燃料とハイオクガソリンを使用する

マツダがスーパー耐久シリーズ2024年参戦と車両を発表

 マツダは、2024年4月18日に「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024年 Empowered by BRIDGESTONE」に「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」、「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept 」と「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」の3台で参戦することを発表をした。

 マツダは、持続可能な地球の未来を貢献する技術開発を進めながら、人を中心に考え「動くことへの感動」が「いきいきとする体験」につながるようなクルマ創りを行なっている。

 モータースポーツにおいては、「共挑(きょうちょう)」をテーマに掲げており、他の自動車メーカーと一緒に、スーパー耐久シリーズST-Qクラスに参戦し、次世代バイオディーゼルやガソリン代替カーボンニュートラル燃料などを使用する車両で実証実験を行う。

 これら活動は、持続可能な自動車社会のあるべき姿を追求するためのものであり、今後も時代の変化に適合したモータースポーツ活動の啓発、認知拡大に努めていくとしている。

「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024年」に参戦する3台のスペックは以下の通り。

1)MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(55号車)
ST-Qクラス

 2024年シーズンは、廃食油ベースの「水素化植物油(HVO)」100%の次世代バイオディーゼル燃料を使用しながらさまざまな技術に挑戦。目標は、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」こととしている。

2)MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept (12号車)
ST-Qクラス

 2024年シーズンは、トヨタ自動車、SUBARUと共同で開発した燃料(ガソリン代替カーボンニュートラル燃料)を使用し、将来のスポーツカー開発を視野に入れた取り組みを行いながら、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に挑む。

3)倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER (120号車)
ST-5クラス

 マツダは長年、アマチュア向けにグラスルーツモータースポーツに力を入れてきた。2023年からはモータースポーツをより一層盛り上げるために新たにふたつの「倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム」を発足。

 そのうちのひとつの「スーパー耐久レースの道」でマツダが協賛しているふたつのグラスルーツモータースポーツにて優秀な成績を収めたドライバーが参戦する。

 将来を見据えたカーボンニュートラル燃料を使用してモータースポーツ活動に参戦するマツダの姿勢は非常に興味深い。「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024年 Empowered by BRIDGESTONE」での活躍に期待したい。