韓国の科学技術情報通信部は、最新の周波数オークションの結果を発表し、Stage Xという現地のコンソーシアムが28GHz帯(ミリ波)の免許を4,301億ウォン(約480億円)で落札し、韓国で4番目の携帯通信事業者となったことを明らかにした。

Stage Xは、現地テクノロジー大手カカオ傘下のMVNOであるStage Five、新韓投資証券、通信アンテナ大手のIntellian Technologiesなどの企業が結成したコンソーシアム。免許取得の条件として、最初の3年間で全国に6,000カ所の基地局を設置し、周波数の輻輳や干渉に対処するための様々な対策を実施することになっている。

韓国では2018年、国内3大通信事業者のSKテレコム、KT、LG Uplusが今回と同じ28GHz帯を約2,000億ウォン(約220億円)で落札している。しかし3社は、基地局建設などの投資が間に合わず、昨年この免許を取り消されていた。

Stage Xは今後、アップルやグーグルのほか、サムスンとも協力しながら5Gミリ波対応端末を提供していく計画である。Seo Sang-won CEOは声明の中で、「当社は通信市場における新たなブランドとなり、5Gネットワークサービスを強化することで、市場に新鮮で革新的な変化をもたらすよう努力する」とコメントしている。

[関連情報]
・Stage X wins mmWave spectrum to become South Korea's fourth 5G player(https://totaltele.com/stage-x-wins-mmwave-spectrum-to-become-south-koreas-fourth-5g-player/)
・Stage X picked as new operator of 5th-generation network(https://www.koreaherald.com/view.php?ud=20240131000834)